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2026/10/27 19:45

先週末、妻と赤ワインを1本空けた。翌朝「これ、ビールで言うと何本分なんだろう」とふと気になって、計算してみたら思ったより多かった。同じ疑問を持つ人のために、ワイン750mlを2人で分けたときの純アルコール量を整理しておく。

まず計算式。これだけ覚えればいい

純アルコール量(g) = 飲酒量(ml) × アルコール度数(%) ÷ 100 × 0.8

最後の0.8はエタノールの比重。水より軽いので、容量を重量に直すときに掛ける。厚生労働省のガイドラインも同じ式を採用している。

試しに、よくある赤ワイン(度数13%)を750ml全部飲んだ場合を計算してみる。750 × 13 ÷ 100 × 0.8 = 78g。これを2人で割ると、1人39g。

多いのか少ないのか、ピンとこないと思う。基準と並べてみる。

ファイブポイントデトックス

厚労省の基準と並べると見えてくる

2024年2月に厚生労働省が公表した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、生活習慣病のリスクを高める1日あたりの純アルコール量を、男性で40g以上、女性で20g以上としている。

さっきの「2人で1本(13%)シェア」で1人39g。男性だとギリギリ基準の手前、女性だと基準の約2倍。シェアしてもなお、女性にとっては多めという計算になる。

これ、ちょっと意外じゃないだろうか。「2人で分けたから軽く済んだ」と思いがちだけど、度数が高いワインはビールと違って容量が少なくても純アルコール量が積み上がる。

度数別の早見表(1本750mlあたり/2人で等分した場合)

よく見るワインの度数ごとに、1本の総アルコール量と、2人で分けたときの1人分を並べた。

度数10%:1本60g/1人30g(軽めの白、低アルコール系)
度数11%:1本66g/1人33g(スパークリング平均、軽めの白)
度数12%:1本72g/1人36g(白ワイン平均)
度数13%:1本78g/1人39g(赤ワイン平均)
度数14%:1本84g/1人42g(やや強めの赤)
度数15%:1本90g/1人45g(濃厚な赤、酒精強化の下限)

ざっくり覚え方として、「度数×6」で1人分のグラム数が出る。12%なら72gを2で割って36g、つまり12×3=36。暗算用に。

種類別の度数ざっくり目安

赤ワインは13%前後が平均。しっかり熟成したフルボディだと14〜15%も珍しくない。白は幅広く、5〜14%とかなり差がある。モーゼルの軽い白は8〜9%、カリフォルニアの樽熟シャルドネは14%近い。

スパークリングは平均11%前後。シャンパンは11%以上。イタリアのモスカート・ダスティは5.5%程度の低アルコール品で、デザートワイン的な位置づけ。

酒精強化ワイン(シェリー・ポート・マデイラ等)は15〜22%。製造工程でブランデーを足すので度数が跳ね上がる。食後にグラス1杯でも、ワイン換算で2〜3杯分のアルコールが入っていると考えたほうがいい。

他のお酒と比べると

純アルコール20g(日本で言う「2ドリンク」、節度ある適度な飲酒の目安)が、お酒ごとにどのくらいの量かを並べると感覚がつかみやすい。

ビール5%なら500ml(中瓶1本・ロング缶1本)。日本酒15%なら1合(180ml)。ウイスキー43%ならダブル1杯(60ml)。そしてワイン12%なら約200ml(グラス1.5杯分)。

つまり、ワインをグラス2杯飲むと、だいたいビール中瓶1本より少し多いアルコール量になる。ワイングラスは小さく見えるから油断しがち。自分の場合、デキャンタで出されると「軽く飲んでるつもり」で3杯くらいいってしまって、気づけば純アルコール40g超えてたりする。

分解時間と個人差

アルコールの分解速度は体重・性別・体質で差がある。一般に体重60〜70kgの男性で、純アルコール20gを分解するのに約3〜4時間。女性や体格の小さい人、お酒に弱い体質の人はもっと時間がかかる。

「2人で1本」の夜、仮に1人39g飲んだとすると、分解に6〜8時間はかかる計算。22時に飲み終わっても、朝6時にアルコールが完全に抜けているかは微妙なライン。翌朝の運転は、本気で避けたほうがいい。

飲むなら押さえておきたい3つ

空腹で飲まない。空っぽの胃に入ると吸収が早く、血中濃度が一気に上がる。チーズでもナッツでも、何か口に入れてから。

水を一緒に飲む。ワインと同量の水を並行して飲むと、翌朝の体感がまったく違う。これは経験則だけど、効く。

週に2日は休肝日。毎日少量より、飲む日と飲まない日を分けたほうが肝臓への負担は減らせるとされている。

結局、2人で1本はどうなのか

度数12%のワインを2人で等分すれば1人36g。男性の基準(40g)はぎりぎり下回るけど、女性の基準(20g)は大きく超えている。「2人で1本ならセーフ」とは言い切れない数字だと思っている。

自分は最近、平日は妻とハーフボトル(375ml)を分けるようにした。1人あたり約18g。これなら基準内に収まるし、翌朝も残らない。週末は1本開けるけど、その代わり翌日は休肝日にする。こんなふうに「量×頻度」でトータルを調整する考え方のほうが、現実的に続けやすい気がしてる。

自分の飲酒量を数字で把握しておくと、「今日はもう1杯、やめとこうかな」の判断が少しだけ鋭くなる。計算式ひとつ覚えておくだけで、だいぶ違う。

飲んだ翌朝のケアに

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